朝の挨拶コラムvol.57 ~診療部栄養課 佐藤~
2020.09.07
おはようございます!
“チームここはじ”の平塚陸です💨
急に天候が変わる空模様に、夏らしい天気だと感じる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日お祖母ちゃんから、実家の畑で獲れた夏野菜が送られてきました🍅
因みに僕が1番好きなメニューは、ナスとキュウリの浅漬けです!
さて、本日は診療部栄養課 佐藤の朝のご挨拶をご紹介いたします!
(朝の挨拶の趣旨についてはコチラをご覧ください【朝の挨拶】)
それではまいりましょう。
ピーンポーンパーンポーン♪
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おはようございます。
診療部栄養課の佐藤です。
本日、初めて朝の挨拶を担当致しますので、本日は私が栄養士を目指したきっかけについてお話を致します。
私が小学生のころ、祖父が体調を崩し長期入院することになりました。
人工呼吸器をつけることになり、食事を口から摂ることが困難になると、担当の医師から説明を受け、以後は点滴で栄養補給をするようになりました。
祖父はもともと食には並々ならぬこだわりがあり、口から食事が摂れないことがとても辛かったようで、「何でもいいから口に入れたい、味が欲しい」と頻繁に言っていました。
家族と担当の医師で相談し、味噌と蜂蜜を毎日それぞれスプーン1杯ずつ食べる許可をもらいました。
私はお見舞いに行くたびに、色々な話をしながらスプーン1杯分の味噌と蜂蜜を少しずつ祖父の口に運びました。
「美味しい、味がする」と言いながら微笑む祖父のうれしそうな顔は今でもはっきりと覚えています。
私たちにとってはたったの1杯の調味料でも、食事が摂れない祖父にとっては、その時間が大事なひと時なのだと幼いながらに感じました。
私はこの経験から食事はただの栄養補給ではなく、喜びや楽しみなど生活に潤いを与えてくれる大切なものなのだと気づき、食にかかわる栄養士という職業を目指すようになりました。
当院には私の祖父と同じく、疾病や摂食嚥下の機能の低下により、思うように食事を摂れない患者様も多くいらっしゃいます。
そのような方々にも食を通じて喜びや楽しみを感じてもらえるよう、努めて参りたいと思います。
それでは、本日も一日よろしくお願いします。
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以上、診療部栄養課 佐藤からのご挨拶でした!
佐藤さんの食に対する熱い想いのこもった挨拶が、朝から心に響きました。
この朝の挨拶を聞いた、当院職員は栄養課の作る昼食がいつも以上に美味しく感じたのではないでしょうか‼
僕自身この挨拶を聞くまで、美味しいかどうかよりも、食事はお腹が満たされればそれでいい!なんて思っていました(;’∀’)
完全に「質」より、「量」!!!言葉を選ばず言えば、僕の食事は、僕自身のせいで「エサ」と化していたのかもしれません💨
野菜を作る人、それを運ぶ人、それを調理する人。
どの食事にも、様々な人の「想い」が合わさって1つの食事が出来ていると思うと、お腹どころか胸がいっぱいです😢
そして佐藤さんの想いを知ったことで、その食事のは更に美味しく、尊いものだと感じました!
その想いを届けるのが俺の仕事ってことですね!!
みなみセンパイがいつも口癖のように言ってる「SDHの想い」を伝えることの大切さをやっと理解する事ができました💨
よし!今週は毎日3食、お米一粒一粒、食事の喜びを噛みしめて、「食事」をします🍴
前回までの朝の挨拶コラムを要チェックや!
栄養課の想いをもっと知りたいと思った方は
診療部栄養課の部署紹介ページ、記事を要チェックや!